【高1】夏休み

 昨日は娘がワークショップに参加したいということで、とある大学まで送り迎えに。
ワークショップは進路について。どうやって文理選択したらいいのかとか、志望校や学部は決めたけどなんとなくしっくりこない女子中高生に向けて、現役大学生が一緒になって考えてくれる内容だったようです。
ちょうど明日から箱根に3泊4日間カンヅメになって将来についていろいろ考える学校行事があり、それに向けていいヒントになったようで、本人はたいへん満足した様子でした。

 今年の夏休み、前半3週間はロサンゼルスの英語研修に参加、帰国後は体調イマイチで学校の夏期講習をずっと休むハメに。本人にとっては思い通りにはいかなかったようなので、親としてはこのままじっと見守りつつ、なにか相談されたときにしれっとヒントになりそうなことを伝えられるようにしておこうかなと思い、軍師葉瀬川先生のYouTube動画『東大軍師の最強の夏休みの過ごし方、低学年から高3まで』の高1部分をあらためて視聴。「夏休み」とは書いてありますが、その学年通してどうなっているのがよいかという内容でした。以下メモ。

▼中高一貫校:高1
・(学校側は)いよいよ大学受験の指導に入っているハズ
・新しい内容がドバっと来るので高1が一番しんどい。勉強が嫌になることも多い。
・特に数学は数2Bに入るので大変。
  └数学が苦手と思っているなら数1Aを青チャートでしっかり押さえておくのもいい。
  └東大京大をワンチャン狙いたいなら数2Bの準備をすべき。
  └新課程(いまの高2~)では、数2BCがほとんどの国公立大学で必須になる。文系でも国公立大学志望の場合、数学が結構必須になって、今の高3がやらなくていいことまでやらないといけない。
・となると、(カリキュラム上)中高一貫校が今後圧倒的に有利になっていく。
  └とくに経済学部系は数学必須になっていく
・高校受験組の場合、もともと遺伝的に優れている子しかその域まで達しないのでは(凡才でも中高一貫校なら準備ができる)。
・そこで学力格差が開く。数年後、大学合格実績で中高一貫校がいきなり躍進するのでは。公立高校がダメになっていくのは日本にとっては良くないが、流れとしてはそうなりそう。
・数2Bの演習をすれば、簡単に国公立大学に進学できるかもしれない。
・もちろん数2Bはめちゃくちゃ難しい。できる子でも一度は挫折する。できないのがあたりまえ。できると思わないほうがよい。できた気になってもいけない。ベクトルといい三角関数といい概念が難しい。ただやってみると意外と点数はとりやすい。
・(葉瀬川先生は)高3で教科書レベルからやり直した。(問題を)ひねってこない(ケアレスミスを誘ってこない)から得点は安定する。
・できないのは当たり前なんだけどがんばって準備してほしい。1回コケてももう一度粘ってみる

・もし余裕があれば現国を模試で点数稼げるようにしておく。論理の基本を中3~高1で学んでおけると非常においしい。出口先生の実況中継シリーズなどで、解き方の共通則を検討し始める時期
・読書を自分からやる。高1ならもう専門書を読める。哲学とか。
  └名著的なもの
    例:「生命とは何か」(難しいがまとまっていてすばらしい)
      「代表的日本人」(内村鑑三が明治時代に日本を紹介するのに英語で書いた本の和訳版)をゆっくりでいいから読んでほしい。

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